思慮遠望

 深読みというか裏読みというか、jisei的に生まれついての意地の悪さでついことの裏側を考えてしまう。

 というのは、2,3日前に河野防衛大臣が突如陸上配備型のミサイル防衛システム・イージスアショワの設置を停止すると発表した。

 これはこれで結構なことと見ていたしかし何か裏がりそうな気がしていたら、さっそく自民党の防衛部会で、それなら日本のミサイル防衛システムをどうするとの議論になって、出てきたのが敵基地攻撃能力を持つ話、敵がミサイルを発射する行動が見えてきたら先に先制的にこちらから攻撃するという話。

 この話はかねてより自民党の防衛族の中で語られてはきたが大ぴらに表に出ることはなかった。

 今度はNSC:国家安全保障会議で堂々と語られだした、自衛隊の専守防衛も何もあったものではない、もともと自衛隊は専守防衛で敵国の領土領海を攻撃しない、敵が攻めてきたときには防衛するという建前であった、2015年?の安保法制の改定により同盟国が攻撃されたときにはそれを助けるために世界中のどこにでも出かけて後方支援をできるようになった。

 本来日米安保では日本の武力は盾で鉾はアメリカが担うことになっている、その箍:タガが取れていつかはこういうことになるであろうとは予想はしていたがこの大臣が仕掛けるとはである。

 まさに思慮遠望、政治家の考えることの先は読めない。

 先制攻撃、敵基地攻撃の前にやることがあろう、話し合いによる外交努力をしないでいきなりはない、話してわかる相手ではないことは分かるが、こんな甘っちょろい考えでは一国の防衛はできないともわかるが、ここは10年かけてじっくり国民と相談してもらいたい。