米百票

 世に『米百俵』という喩え話がある。

 幕末の世、政府軍に負けた長岡藩は食料不足で困窮していた、隣藩が見かねて緊急援助的に米百俵票を送った、藩はすぐに食べようとしたが家老の一人が、「いや待て、ここで食べてしまったらすぐになくなる、この米を元手に学校を立てよう」と提案し、苦しい中、学校を立て、子弟教育をし後の繁栄に供したという故事。

 持ったまわった話になったが、今日本中がコロナで苦しい思いをしている、特に地方の観光地はお客さんが来なくて大変である、そこでお上が考え付いたのが、G0 TO お出かけキャンペーン。

 とにかく旅行に出かけてお金を使い観光地を元気付けよう、そのためには旅費、宿泊費 お土産代の半額を国が援助しますよ、その額がなんと1.7兆円。

 片やバイトもできなくなり学費も払えない学生のための奨学給付金はわずかの7億円、受給するための条件はあるが一人当たり10万円に届かない、泣く泣く退学、休学する学生がいる。

 1.7兆円、7億円どちらにしても見たこともない額であるがそれにしても7億円は少なかろう様な気がする。

 ここで若者の芽をつぶしてしまって日本の未来が拓けようか、地方の観光地も苦しかろう、しかしここはもう少し我慢をして将来ある若者に投資したほうが50年後、100年後に生きてくるというもの

 ここは米百俵とはいなくても50俵ぐらいは若者、学生のために使ってはどうじゃろうと考えてみた次第。