矛と盾

 6月であったか、日本の陸上ミサイル防衛システム『イージスアショア』の停止すると防衛大臣が決断して、これについてアメリカの反応、トランプも自分の選挙のことでいっぱいと見えて何らツイートしていない。

 それを見越したように日本の与党の中からイージスアショアで敵国のミサイルを防御できないなら、敵のミサイル基地を先制攻撃する、敵基地攻撃能力を日本がもつべきであるという話が動き出した。

 このことは防衛相幹部OBも賛成のようではあるが政府も待っていましたとはいかないようではある。

 その理由は日米安保条約の中に外国の基地を攻撃する矛はアメリカの役目で、日本は攻撃されたときにはこれを守る盾の役割と明記はされていないが専守防衛ということで日米が理解しあってきた。

 まだ防衛大臣の言葉の舌のねも乾かぬうちに身内からこういう話が出てくるとは、防衛大臣が描いた筋書きとおりにことが進み始めたものと思わざるを得ない。

 あの防衛大臣もとんだ食わせ者である。

 日米地位協定はそのままに、日米安保条約がなし崩しになり日本が専守防衛どころか先制攻撃ができる矛になる、間もなく戦後75年、3/4世紀である。