早や秋風の吹く

 平安時代の能員因法師の歌に、『都おば霞とともに立ちしかぞ早秋風の吹く白河の関』というのがある。

 jisei的にはすっかり松尾芭蕉の『奥の細道』の書き出しのことと勘違いしていた、ここでいう都とは京都のことである、奥の細道にしては春に江戸千住を立って夏の終わりに白河に着く、ずいぶんゆっくりとした旅ではあると思っていた、とんだ勘違いではあった。

 というわけで、暑い暑いといいながらも朝晩には何となく肌に風を感じるようになった、秋風である。

 日も短くなった夕刻5時を過ぎると物の影も長くなって秋めいてきた。

 とはいっても今の外気温度は32℃、やはり暑い、暑いというより熱いに近い暑さである。